News & Topics

最新のお知らせ

洗足学園小学校の最新情報は、
こちらをご覧ください

NEW!

5年生社会科「江戸時代」

本校の社会科が大切にしているのは、「聞いて覚える」のではなく、自分で考え、仲間と学び合い、「つくり出す学び」です。5年生では現在、江戸時代を題材にした探究的な授業に取り組んでいます。

テーマは、「徳川幕府はどうして260年以上も続いたのか」。一見むずかしそうに思える問いですが、子どもたちは「大名・朝廷」「百姓・町人」「キリスト教」「貿易」「都市と交通」といった視点に分け、歴史を多面的にとらえながら、自分なりの答えを探しています。

授業の前半では、教師が歴史の出来事を物語のように語るストーリーテリングを行い、時代の空気や人々の思いが浮かび上がるように工夫しています。後半は、3つの選択課題からテーマを選び、170字以内でまとめます。170字という字数は、本校の伝統である「日記漢字」の日記と同じであり、日々の言葉の力を社会科にもつなげる狙いがあります。

この日は、「幕府がどのように百姓や町人をおさえ、争いが起こらない社会をつくったのか」をテーマに学びました。五人組や慶安の御触書などの政策について、「それが人々の行動にどのように影響し、江戸の安定につながったのか」を子どもたちが自ら考え、仲間と共有する姿が見られました。

歴史の語句を覚えるだけでなく、「なぜそうなったのか」「どうつながるのか」を自分の言葉で説明できる力。それこそが、これからの社会で求められる本当の力だと私は考えています。これからも、子どもたちが歴史を通して社会の見方を広げ、自ら学びをつくっていけるよう、授業をデザインしていきます。

当サイトの内容、テキスト、
画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

TOPへ戻るボタン