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3年生から始まる理科は、週に4回の授業があります。その内の2時間連続でおこなわれるのが「実験理科」です。

実験理科では、その時に学習している単元に関連する実験・観察をおこないます。今回のテーマは、「岩石の観察」です。街中で見かけるありふれた岩から、キラキラと輝くかっこいい石まで、大小様々な岩石を思い思いのやり方で観察していきます。自然環境と岩の違いを調べたいある子は、虫眼鏡を手にして岩の細かい模様や大きさの違いについて観察してスケッチをしました。水辺にあった岩の成分が気になるある子は、岩の表面をこすり合わせて削れた岩の破片を触ったり細かく砕いたりして、表にまとめました。

自分が調べたいことを見つけ、その疑問を解決するための方法や必要な道具を用意して実際に活動してみる。授業では思うようにいかないこともありますが、その後も活動を続け、嬉しそうに結果を報告に来る子もいます。大人になっても忘れない思い出は、そんな自発的な活動体験ではないでしょうか。この何気ない2時間の授業が、子どもにとって生涯忘れない思い出に繋がることを願っています。